眼科

眼科について

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外来診療予定表


診療方針

生活の情報の80%は眼から

眼科では患者さまとのコミュニケーションを大切にして、納得のいく医療をめざしています。

検査・治療などの際にはできるだけしっかり説明をさせていただき、何のための検査・治療かを理解していただくことが大切だと考えています。

主な診療内容

白内障
年間約450件の手術を行っています。手術は1泊2日入院になります。また総合病院の利点を生かし全身疾患の管理も行っています。
「かすむ」「まぶしい」「見えにくい」といった症状のある方はご相談ください。
緑内障
現在、40歳以上の20人に1人が緑内障といわれています。
緑内障の症状である視野異常は自覚しにくいため、定期検査をおすすめします。
早期発見、早期治療が大切です。
糖尿病性網膜症
初期では自覚症状のないことが多く、眼科での定期検査が重要となります。必要に応じて、目の奥に起きた出血(眼底出血)の状況がくわしくわかる蛍光眼底造影検査や、レーザー治療を行っています。
月1回糖尿病会議を行っているので、他科との連携が強く安心です。
糖尿病眼手帳をお渡ししているので、患者様自身で眼の状態が把握できます。
斜視・弱視
片方の眼が目標と違う方向を向くのが斜視、視力発達のおくれによって起こるのが弱視です。「眼の方向がずれる」「見にくそうにしている」「体の片側ばかりにぶつかる」「まぶしがる」といったことのあるお子様はご相談ください。
視能訓練士が適切な検査を行い、必要に応じて訓練等を行います。
早期発見、早期治療が重要です。

その他 様々な疾患について診察しています。
気になることがありましたら何でもご相談ください。


白内障ってなに???

眼の中には水晶体と呼ばれるレンズがはいっています。正常な水晶体は透明なのですが、水晶体がにごってくるのが白内障です。

白内障 正常な眼球 と 白内障の眼球

白内障の原因は?

糖尿病やアトピー性皮膚炎などに合併する白内障もありますが、最も多いのが加齢による「加齢性白内障」です。老化現象で水晶体の中身のタンパク質が変性してにごってくるのです。程度は人それぞれですが、80歳以上では100%の人がこの白内障になっているといわれています。

白内障はどんな症状?

水晶体がにごるため視力が低下してきます。ただにごり方は人それぞれなので程度もさまざまです。「見えにくい」「かすむ」と感じて眼鏡を変えようと眼鏡屋さんに行ったところ、「眼鏡をかけても視力が出ない」といわれ眼科を受診し白内障が原因とわかるかたもおられます。
また、水晶体がにごると光がうまく通過できず、乱反射します。すると屋外でとてもまぶしく感じるようになることがあります。

白内障の治療は?

初期では点眼薬により白内障の進行を遅らせながら様子を見ます。しかし、目薬はにごるスピードを遅らせるもので、にごりがなくなるものではありません。
定期的に視力検査、診察をして、白内障の進行ぐあいをみていきます。

視力が低下して、

  • 日常生活に不便がでてきた
  • 仕事に支障が生じてきた
  • 運転免許の更新ができなくなった

このようなかたは手術を行います。手術の時期は、個人の生活スタイルに応じて医師と相談しながら決めていきます。

上記のような症状でお困りの方や、もしかしたら・・・という方はご相談ください。


緑内障ってなに??

眼の神経(視神経)が障害される病気です。では、どうして視神経が障害されてしまうのでしょうか?

眼圧とは?

眼の中は房水という水分で満たされています。房水は常に作り出され、流れ出ていきます。産出と流出のバランスを取ることによって、眼の固さを一定にし眼球の形が保たれているのです。
しかし、房水の出口がつまってバランスがくずれ、眼の中が房水でパンパンになってしまうことがあります。この状態を「眼圧が高い」というのです。

眼圧が高いとどうなる?

緑内障 眼圧

眼圧は図のように外側に向かってかかります。すると目の奥の中で一番薄くて弱い部分である「視神経」が障害をうけてしまいます。
緑内障とは眼圧が高いことによって視神経が痛んでしまう病気なのです。

緑内障はどんな症状?

視神経が障害をうけると視野(見える範囲)がだんだん狭くなっていきます。しかし初期の緑内障では視野が狭くなっていることに気付かないことがほとんどです。緑内障の視野欠損は正面ではなくやや周辺から欠け始めることや、両眼で見ているために自覚しにくいのです。
そのため気付いたときにはすでに緑内障の程度が進行していることが多く、しかも一度見えなくなった視野はもとに戻りません。さらに進行すると、視野がどんどん狭くなり失明してしまうこともあります。

緑内障の治療は?

一度失った視野はもとに戻らないため、緑内障がそれ以上進行しないようにすることです。眼圧が高ければ、眼圧を下げる目薬を使いコントロールします。
それでも下がらないときはレーザーを使い房水の通り道を開けることもあります。

正常な眼圧でも緑内障になる(正常眼圧緑内障)人が増えています。
早く治療をはじめるほど、長く良い状態を保つことができます。早期発見、早期治療が大切です。

40歳を過ぎたら年1回は眼科での定期受診をおすすめします。


糖尿病網膜症ってなに??

糖尿病の患者さんの血液は、糖が多くドロドロになっています。ドロドロだと血液の流れが悪くなり、目の奥の「網膜」にある毛細血管がつまってしまうことがあります。すると、網膜が酸素や栄養素を欲しがり、本来はない急ごしらえの血管(新生血管)をつくります。新生血管はもろいため出血しやすいのです。これがいわゆる「糖尿病網膜症の眼底出血」といわれるものです。

網膜とは?

眼の構造と機能

目の奥にある、ものを見るための神経が敷きつめられた膜のことです。網膜でわれわれが見たものを感じ取り、眼の神経(視神経)を通って脳に伝わるのです。

糖尿病網膜症はどんな症状?

初期から中期には自覚症状はほとんどありません。網膜で出血した血液がじゃまをするため見えにくくなるのですが、大きな出血が起きないと気づかないことが多いのです。
眼底出血による視力障害の他には、網膜が剥がれてしまう網膜剥離や、眼の中の透明な組織(硝子体)で大出血が起こったり(=硝子体出血)、ついには失明してしまうこともあります。

網膜症の進行段階

糖尿病網膜症の治療は?

糖尿病網膜症は目薬をさして治るものではありません。何よりも重要なのは血糖コントロールです。初期の網膜症では血糖コントロールによって眼底出血が改善することもあります。

初期から中期には自覚症状がほとんどないため、眼科では定期受診が大切になります。瞳(瞳孔)を開く目薬をさして医師が目の奥に出血がないか詳しく診察します。必要であればレーザー治療などを行っています。それ以上出血が広がるのを食い止めるためにおこなうのです。
血糖コントロールが悪いと、大出血を起こしてしまい、手術が必要となる場合もあります。

眼底出血は糖尿病になってすぐに起こるのではなく、多くは何年か先に現れてきます。今のコントロールを良くすることによって、数年先の眼を良い状態に保っていきましょう。


斜視・弱視はどうして早期発見・早期治療が必要?

ヒトの視覚発達期間は一般的に8歳ごろまでといわれています。眼は8歳ごろにはすでに大人と同じぐらいにまで発達しているのです。この8歳ごろまでにしっかり眼の発達をうながしておかないと、視力不良になってしまうことがあるのです。

ヒトの視覚の感受性期間

このグラフはヒトの視覚発達期間を表しています。生後1ヶ月から18ヶ月にどんどん発達していき、その後徐々に下降していきます。そしてさらにゆるやかな曲線になっていくのがわかります。眼の発達は早ければ早いほど強く、したがって治療に対する反応もよいのです。

このグラフは一般的なものであって、個人差があります。8歳を過ぎたからといって諦めるのではなく、まずは受診されることをおすすめします。


こんなお子様はおられませんか?

見にくそうにしている
  • 眼を細めて見る
  • テレビに近づいて見る
  • 物を取るとき撮りそこなうことが多い
  • 片目をつぶって見ていることがよくある
  • 屋外でとてもまぶしがる
眼の方向がずれる
  • どちらかの眼が外か内、もしくは上か下にずれている
  • 近くを見たとき片方の眼が内に寄る
  • 時々目線が外にはずれる
その他
  • 頭をかたむけて見ることが多い
  • 体の片側ばかりにぶつかる
  • よくつまずいて転ぶ

このようなお子様がおられましたら眼科受診をおすすめします。
早期発見、早期治療により子供たちの眼を守っていきましょう。

手術件数 白内障 緑内障 硝子体 その他 合計
平成26年10月~平成27年11月 385 8 35 13 441
平成25年11月~平成26年10月 321 9 44 27 401
平成24年11月~平成25年10月 231 8 31 16 286

常勤医師紹介Doctor introduction

管理医長

二村 裕紀子

<専門資格>
医学博士、日本眼科学会専門医、日本網膜硝子体学会眼科PDT認定医、ボトックス治療認定医(眼瞼痙攣、片側顔面麻痺)、身体障害者手帳 診断書指定医(視覚障害)
<専門>
網膜硝子体、眼科一般、白内障、緑内障、小児眼科
第41回 2016年日本小児眼科学会賞受賞